ハングリー! ♯6



ゴローすごい!



これまで
大森美香の良さでもあり欠点でもあったりする
おもちゃ箱をひっくり返したような
ポップでカラフルで楽しい、、んだけど、とっちらかってる脚本
主演とその仲間達の拙い演技
火曜10時枠という、どことなく漂う安さ

相まって
大学のサークルか!と思うような
楽しいだけの“ノリ”ドラマで突っ走るのかと思いきや




今回ゴローが挑戦状をたたきつけた向井理との料理対決にて
料理は美味しい

肯定はする、、、
んだけど
その“ノリ”は全否定するゴローのシーンは圧巻




いくら天才シェフだっつったって
店を継ぐと決めた日までは
ロックにうつつ抜かしてたポッと出のシェフなワケで
そんなヤツが
手近な仲間集めて自分たちのノリだけで
楽しくやってりゃいいよね!
ってんじゃ
甘っちょろいわけで



別にそれまでも
そのノリに腹立ってたわけじゃないし
むしろ
彼らのそのノリが楽しくもあったし
愛すべきキャラクターにすらなっていたのだけど、、
それを
ゴローが一刀両断したもんだから
自分も説教されてるみたいで
響きました




仕事するってのは
仲間のノリとか友情とか
そんなんだけじゃないわけで
寧ろ
そんなもんはいらなかったりするし
ましてや
向井理の母から継いだ店は正統派フレンチレストランで
今、自分が継いだと決心してる“つもり”の店は
ゴローがまさしく言い放った“(ちょっとオシャレな)居酒屋”にしか見えないわけで
それが
ホントに“継いだ”ってことになるのか
って
すんごいとこまでグイグイ切り込んで言い放つ
のに
全くもって憎たらしくなく
むしろ爽やかで
爽快感すら覚える
ゴローのキャラ作りが凄い






これまでの流れだと
天才シェフと楽しい仲間達のおかげで
自分達なりのフレンチレストランになりましたとさ
という
見え透いた筋書きしか見えてこなかったわけだけれど



今後
ゴローに散々言われた天才シェフは
がちっがちのフレンチレストランにしようとして
ノリが楽しかっただけのその他の仲間達と衝突してなんだりで、、

ノリだけじゃない自分達のフレンチレストランを
築くフラグ
ってのと
ゴローに酷評された、元パティシエ片桐はいり
料理上達フラグ
が立ったわけで
(でも、このフラグ、まんま「王様のレストラン」だけど、、でも、パティシエの片桐はいりってだけで少しウける)




物語の中盤
かなりいい感じに舵をきってきた展開さすが



まさか
ただのノリドラマだと思ってたドラマで
こんなに考えさせられるとは、、、
ゴローと脚本・大森美香はホントに凄い




さてさて来週以降どうなるのか楽しみ