2012年ドラマのまとめ







ご無沙汰しております
昨年の春先に目標として掲げた
“毎日更新”
というのは幻想でした
思い返すのも恥ずかしいくらいのはかなすぎる目標でした


その目標をあっけなく素通りさせた沖縄バカンスで
目標も、バカンス自体も撃沈し(大概、雨)
悔しいから9月の頭にもっかい沖縄

昨年は実にオキナワめいた一年でした
最初の沖縄はさすがに二日も会社休んだので沖縄宣言してったのでまあ良かったけれど
2回目の沖縄は弾丸だったので土日明けたら突然黒光ってる事に対してどう相手をいなすかと、かなりめんどくさかった

行きますって言えばいいんだけども
沖縄好きだね
って言われるのも癪だし(?)
違うのに「そういえば沖縄の人だったね」とビジュアル先入観からの毎度のやりとりが鬱陶しかったので言わずにいたら
結局尋常じゃなく黒光っててめんどくさい、と



2回目は絶対黒光らないために

初めてコンドーム買ったときくらいのハニカミ具合で薬局で購入した最強SPFも
沖縄のサンシャワーの下では何の意味も成さない
塗れば塗るほど黒テカった末の
メンズのクセしてSPF
と思われることの自意識過剰に自分めんどくさい



結局のトコロ何の話なのかよくわかりませんが




ほっときすぎたついでに
せっかくだから昨年の自分が観たドラマをまとめとこうと思って
備忘録的にここに書き留めておこうと思います




失礼極まりないですが
自分メモという意味と
お世話になりました、ありがとうって意味も込めて
自分が少しでも観たテレビドラマ全て対象に羅列します



○全話
△途中退場か途中入出
×一話で終了




1月期
×ラッキーセブン
(1話で暴言吐いて終了)
ストロベリーナイト
(単発も含め前半の話はすごく面白かったし、映像ビジュアルには最近の監督にあまり感じられないこだわりがみえたけど、結局後半のエピソードはそれにつきっきりで中身が平坦だったり、逆に分かりにくかったり、なんやかんやで僕、竹内結子が苦手だったりで、今になって考えるとイマイチだった印象、で、そんな気持ちの中先週公開された映画には一切興味なし)
○ハングリー!
向井理自身は脱スイーツ路線を目指してる風なのに、演出と中身がおもいっきりスイーツ志向だったのがチグハグだったな、大森美香脚本とはいえ、いや寧ろ大森脚本だったからこそイヤ〜な感じのスイーツドラマになっちゃったのかな?、そんなことより、おそらくお話的にはこっちより大分ゆるいはずなのに、セットとかの映像ビジュアル、漂う高級感がこうも違うのかと今期の「dinner」を観るとつくづく思います、「dinner」の洗練されたコナレ感たるや)
×最高の人生の終り方
(1話で終了、僕が求める渡辺先生脚本じゃなかった、いろいろ盛り込みすぎ)
聖なる怪物たち
岡田将生中谷美紀加藤あい長谷川博己に勝村、平田満、小日向とテレ朝なりに超頑張ったキャストの割に中身も映像も昼ドラレベルの安さだった、まあ、そこが良かったといえば良かったんだけど、とにかく主人公なのにちっとも共感できないキャラを演じさせたら岡田将生か春馬の2択!)
最後から二番目の恋
(これまた小泉今日子中井貴一のコナレ感ったらなかった、特に小泉今日子ね、おそらくデフォルメされまくりだったんだろうけど、“ドラマ制作現場”がサブストーリーってそれだけでかなり楽しめました、全然期待してなかったSP版も2人の“コナレ”ばかりに頼らずちゃんと物語しててとても面白かったです、あと、あゆの主題歌のもの凄さね、FNS歌謡祭でこれ歌って欲しかったなー、末期のあゆが「SEASONS」歌うより、末期のあゆが末期のそれ歌うことの全身末期感を堪能したかったのに)
○早海さんと呼ばれる日
(この枠って、どっかツメの甘い企画が多い中、別にツメは甘かないんだけどキャストも中身も手堅すぎて並み過ぎた、こういうのをしっかりツメると「とんび」みたいな“ホームドラマ”になるんだなきっと、と、ふと思いました、で、「家族のうた」打ち切りによる2回の穴埋めドラマお疲れ様でした、それは観なかったけど)
家族八景
(最後の3話だけ事故的に観て、とても面白かったので原作本を買って読んだけども、2章目付近でめんどくさくなって終了)



4月期
鍵のかかった部屋
(6話でとまってその後見返すのめんどくさくなって終了、エンドロールが横スクロールなのにものすごく憤りますが、この大胆な映像世界とうるさいBGM、僕は好きです、挑戦的だから、、、っていいつつめんどくさくなったわけだけど)
リーガル・ハイ
ドラマニア界では2012年を代表するドラマでしたね、だけどさ、あの主題歌のミスマッチングによるやるせなさと、結局はそう言うもんってオチ、なのはわかるんだけど散々引っ張ってきた堺雅人と生瀬の確執の真相がヘボ過ぎな気がする、まあでもガッキーにやっとちゃんとしたお仕事がまわってきてよかったし、なんやかんやホントにタイトル通りハイになれる超楽しいドラマだったことは間違いなかった、、、だからこその、あのバーター汁あふれまくりの主題歌が悔しくてたまらんのです、だから“2”やるときは堺雅人とガッキー双方の事務所は遠慮して下さい、2人のためにもなりません)
○37歳で医者になった僕
(今、冷静に振り返ってみるとこのドラマが2012年で一番つまらなかったな、いやつまんないのは他にもたくさんあったから途中で観るのやめちゃったんだろうけども、全話観た中でナゼか堂々とつまらん!!と言えるのはコレかなって意味で、、新しさとかオリジナリティみたいなもんが一切ないし、パッケージングセンスもないし、キャスティングとキャラも全然マッチしてなかったし、とにかくセンスのないプロデュースと話を丸くおさめりゃいいとしか思ってない古家和尚脚本のアラが目立ったドラマだった、古家さんにはコレかキムタクかどっちか絞って書かせたほうが良かったと思うの、そのせいでどっちも並み以下の出来になっちゃったんじゃないかな、と、それはジャニーズ側の問題なのか、テレビ局側の問題なのか、、)
△パパドル!
(2話で終了、僕、金子ありさ脚本嫌い、雑だから)
カエルの王女さま
(海外ドラマの流れとは言え、日本でこの企画ってのはすごく面白かったし、劇中で歌われる曲も良かったんだけど、それを全然盛り上げてくれない脚本と、発展しようとしないプロデューサー、ドラマに合わないバーター主題歌、、バーターはバーターでもあれにエンドロールのタイトルバック付けてたら印象もずいぶん違ったと思うし、あと劇中で何を歌ったかってのをそこで紹介したら良かったんじゃないかな、定番の曲を意外なコーラス調にアレンジしたりと面白かったのに、そういうプロデューサー側のアプローチに愛と情熱を感じなかったんだよね、あと、FNS歌謡祭にシャンソンズが出演したらよかったのに、、、ってつまり2012年のFNS歌謡祭には心底がっかりだよ!!これと裕二の「Love Somebody」がないのはいいとして、前回までの焼き直しばっかりでつまんなかった)
もう一度君に、プロポーズ
(多分さ、訴求対象の中に“僕”が全然入ってなかったと思うんだ、だから僕が何を言おうと、訴求対象お前じゃねえよ感がものすごかったので、とにかく8話辺りで休憩したまま今に至ります、で、おそらく訴求対象ど真ん中のドラマニアな人の中に、桐野さんって何者?新人だとしたらとんでもない新人が現れた!桐野さんの回とそうでない回の筆色が全然違う!!え、桐野さんて坂元裕二先生じゃないんですか??って人がいてついつい色々言っちゃいそうになりました、って、何のことか僕、、全く、、わかって、、ない、、、ん、だけどね
!、、、、、ホントに桐野、、、さんっ、、、、て、、一体、、、、、誰、、、なん、だろう、、、ね???、、、、あ、ごめんなさいマジメに言うと、僕はこういう大本の事件以外大きな展開を起こさせないドラマにするんだったら、1話冒頭ですぐに記憶喪失し、それ以降はそれ以前のキラキラエピソードを回想しながら進むってのより、キラキラエピソードからの記憶喪失で、悲喜こもごもの方が気持ち持ってかれたのかな、と僕は思いました、そうでなかったら1話冒頭からいろんなもん巻き込んで、ぶっ込んでのジェットコースターするようなの?、、んんんでも作風じゃないし、やりたかったことと違うのか、、っていうか作風って何だよって話か)
未来日記
未来日記に予言されたことを自分で軌道修正できるのであればホントに一体全体“未来日記”って何だったんだろうとしか言いようのないドラマでした、原作あるのにこうも設定にアラが目立つのは説明不足か、改悪したか、僕の頭が足りないかの3択だけれども、何にしろ設定知ったところで僕が好きな話は“未来”より“過去”を動かす話なので、じゃあ観んなよってなドラマでした、とにかく少しいっちゃってて、かわいいんだかその逆なんだかよくわからない塩梅のヒロインを絶妙に演じた剛力ちゃんはよく頑張った、岡田将生は相変わらず感情移入できないキャラ造形だった)
ATARU
(2話でめんどくさくなって終了)
放課後はミステリーとともに
(3、4話で終了、川口春奈ちゃんは頑張ってたけど、もうちょっと仕事選んだ方がいい)



7月期
△息もできない夏
(2話で終了、脚本の渡辺先生、働き過ぎ)
×トッカン
(1話の途中入出から偉そうに暴言吐いて終了)
△ビギナーズ
(3話で終了、ナゼ3話も観たのか不明、あ、マルモの脚本の人だったからか、マルモ観てないけども)
×東野圭吾ミステリーズ
(1話で終了、画も話も暗すぎる)
主に泣いてます
(2012年僕観賞ドラマの中で敢闘賞を贈りたいドラマです、プライムタイムから外れたドラマってのを意識しまくったキャラ造形、ギャグの応酬、映像世界、で、主演・菜々緒、脇・KAT−TUNという意味不明なパワーバランス、コレ普通、どうにかクレジット上だけでもジャニーズ主演に改変して良さそうなもんなのに主演・菜々緒といういわゆる“誰得”状態、でもそんな貧相でキワモノな外観の割に、ギャグの外側で描かれる人物描写やストーリーラインはものすごく丁寧だし王道だしで、菜々緒の妹エピソードには感動すらしました、あと「主に泣いてます」ってタイトルの出方が毎回秀逸でした)
走馬燈株式会社
(何話か観た、可もなく不可もなく、とにかく暗かった)
×ドラゴン青年団
(1話観てそのまま放置、面白そうな雰囲気だったものの放置)



10月期
△PRICELESS
(7話まで観て放置してたら、もうどうでもよくなって終了、うまいこと乗り切った感出してたけど、僕には大味だった)
○遅咲きのヒマワリ
(「夢のカリフォルニア」以来の鬱屈した国仲涼子がみれたし、僕世代の青春ドラマとして、若干ファンタジーな部分もあったけどドラマ的にはリアル風情で面白かったし、演技がブイブイいわしてる頃のキムタクだった生田斗真も、ぶっきらぼう真木よう子もその他のキャラも一生懸命生きてる感じがして良かったんだけど、最終回のラストカットがその2人のクリスマスキッスってんで、前振り長すぎな恋愛ドラマ観させられた気分になり、毎回“これ見よがし”にすら思えたオープニングタイトルのこっぱずかしさ、ダサい感じと相まってTHE青春ドラマ〜!と思って疑わなかった自分が恥ずかしくなりました、数字悪かったからラブ色強めた結果のクリスマスキッスなんだろうか、ああ、残念)
ゴーイングマイホーム
(3話で終了、それぞれのやりとりとか間は好きだし、おもしろいんだけど、話に興味がなさ過ぎた、妖精とか僕興味ないみたい)
東京全力少女
(7話以降放置、武井咲ちゃんはコメディも出来る子と判明したのでそれで満足、伴先生の脚本もとっても面白かったです!!、とかいいながらも結局放置)
×ドクターX
(1話で終了、僕にはあの面白さ、ちっともわからなかったです、なんか問題解決パートがまどろっこしかった)
△結婚しない
(2話で終了、第1話のトレンディっぷりには大興奮したんだけれど、もっと極限までリアルを排除した脳天気トレンディが観たい!、とにかく天海祐希のマンションにプールがあったら最高トレンディだったのに)
○高校入試
(僕、湊かなえ先生の「告白(本)」を買ったんだけど、どっかの感想でエイズが何たらかんたらって書いてあったので、湊かなえ作品ってのは、あのケータイ小説の大家「Deep Love」Yoshiの超テクニカル版なのかと勝手に解釈して気味悪くなって1ページも開かずに放っぽってたんですが、湊かなえ先生って凄いんですね!!!入試前日と入試当日というたった二日間の出来事をなんと全13話で、引っ張りすぎず、ダラつかず、飽きさせず、寧ろスピーディとすら思わせる展開で見せてしまう手腕、よく言えば舞台的、悪く言えば説明しまくりなシナリオだというのに、隅から隅まで計算してつくってんだと思うと文句も言えません、いや寧ろもっと説明して欲しいくらいのいじらしいトリックと嫌らしすぎる伏線の数々、、かなり作風は違うけど、ミステリーが書ける脚本家って意味で、故野沢尚先生の跡を継ぐのは湊先生しかいない!!、、、なのに、湊先生自体の爆発力たるやないよ!、あの喋り声は“イヤミスの女王”という冠とは対極のへなちょこ声!!、だって、誰だかわからなくなるくらいデフォルメしまくった工藤静香のモノマネみたいなんだもの、湊先生はもうテレビでない方がいいと思う、、、、って、しかしあの人の良さそうな先生がこんなにも神経逆撫でる作品を書いてるのかと思うと、好感度上がりまくりで、逆に読みやすいです!!、何て言うか人の弱さも十分知ってそうな雰囲気っての?、例えばこの「高校入試」つながりで言うと、ポスタービジュアルを担当した“清川あさみ”みたいな、いかにもアート臭プンプンしながらも、男遊びしてそうで、高飛車っぽい雰囲気ハイヒール女だったら“イヤミス”の“イヤ”部分に拍車かかりすぎて、変に先入観持ちそうだもん、ただのテクニカルYoshiだと思っちゃうもん、僕が、、、うんそう、僕の失礼すぎて勝手すぎる清川あさみ像と先入観でした、、で、横道それまくりましたが、テレビ監督として久々登場した星監督のこだわりっぷりも凄かった、とくに“入試ぶっつぶす”の筆文字ね!あんなアーティスティックな挑戦状書く人いないよ?ああもデカデカと書けるのは、絶対書道経験者で、それ相応の太さと長さのある筆で、体全身使いながら、魂を振り絞るようにエネルギッシュに書かないとああいう字は書けないよ、机の上でゆったり書いたようなそんなんじゃなく、床に紙敷いて、筆に墨どっぷりつけて渾身の力で書いたような字だよあれは、って僕、何なんでしょうか、、、とにかく独特の画づくりだけにとどまらずそういう星監督の字のこだわり凄まじすぎます、、、、あ、あと、ドラマ全体のパッケージングは2012年のドラマ中これが一番素晴らしかったと思います、タイトルバックとか音楽とかエンドロールとか)
△TOKYOエアポート
(2話で放置、僕最近自覚したんだけども、僕の一番好きな映画って矢口史靖監督の「ハッピーフライト」かもしれない、超面白い!、で、飛行場のドリーム感ったらないよね!!、でも放置)




その他、観たもの
2011年からの続きで「カーネーション

去年の秋頃勝手に見始めた「不毛地帯





っと
なんと
散々偉そうに挙げときながら
前半調子よかったのにも関わらず
殆ど観てない!!!
特に7月期は「主に泣いてます」はこないだ全部消化したので
何も観てない!!


今頃気付いたんだけど
僕、、、、そんなにドラマ、好きじゃないかも、、、



だって
興味ないのはちっとも観たくないんだもの(今期でいえば、いくら井上由美子脚本とはいえ「おトメさん」とか、他に「とんび」とか、、、「おトメさん」とか、、、あ、、あと「おトメさん」とか、「おトメさん」とか?、、って、なんだよ「おトメさん」て、由美子のタイトルセンスひどくない?、直近の由美子作品、、「メイドインジャパン」「ブラックボード」「陽はまた昇る」「幸せになろうよ」「同窓会〜ラブ・アゲイン症候群」って、自分で考えてないのが多々なのかもしれないけど、特に「おトメさん」「陽はまた昇る」「同窓会〜ラブ・アゲイン症候群」のテレ朝三部作は群を抜いてダサ!!、ラブ・アゲイン症候群て、、、ラブの後に“・”で一拍置いてんのとか、鳥肌たつよね)




ってことで
2012年もお世話になりました

“ゴリ”は押されるべくして押されるのだ!!!




ここ最近のフジテレビの落ちっぷりに日々心痛めつつも
結局の所、自分には一切何も関係ないので元気にやっております




って
誰への挨拶だかわかりませんが


そんな
気が乗らない毎日の中で現実逃避として
かわぐちかいじ先生の漫画「ジパング」(全43巻)
を読みました
きっかけは
大好物の“タイムスリップもの”の漫画おすすめ候補(ネット上で)が
ジパング」か「テルマエ・ロマエ」の2択だったので
とりあえず自分からは絶対にセレクトしないであろう「ジパング」にあえてしてみました(絵とか題材に興味ないし)




かわぐちかいじ先生天才!!!!!
現代の最新鋭イージス艦が太平洋戦争真っただ中の海に放り込まれたら?
という
くそでかいテーマをよくもまあ事細かく“さもありげ”に思わせるディテールの積み重ねと画力、大エンターテインメントで
一気に43巻も読ませるなんて
かわぐちかいじ先生天才!!!!!



特にラスト、広げまくった風呂敷を猛スピードでたたんでる感ありありでポカーン寸前だったのに
有無を言わさぬ超感動的で必殺な結末に、帰りの東西線で泣きました

僕、歴史に超疎いので(だって、暗記するだけでテストの点数取れるだなんて違くない?と子どもの頃偉そうにしてたので、、、中学の時通ってた学習塾の夏季講習恒例“歴史暗記大会”は3年連続カンニングでやり過ごしたし、、ってカンニングっていっても、あらかじめ配布されたテストの解答を机の中に忍ばせてこっそり見ながらやりすごすっていう、かわいいレベルのカンニングだよ!?塾だしよくね!?、、ってもうなんだかドツボの最低ですけれども)
物語の8割方、歴史の動向について行けなっかったので
せめて太平洋戦争のことだけでも、これから少しずつ勉強しようと思いました
って
小学生の読書感想文みたいなまとめでした



 


実写化するなら
年齢うんぬん関係なく
主人公は間違いなく唐沢寿明だな

ベタにそう思いました
ああいう“でかめ”な話は唐沢寿明に限る








その
唐沢寿明からまりの
戦争ついでに
ドラマ「不毛地帯」を今更ながら制覇しました
第1話の2時間SPが自分的に琴線触れまくりの出来だったので
1回観ては立ち止まり、1回観ては立ち止まり、、

4、5回「第1話」を繰り返した挙げ句
「第1話」の初見から1年くらい経ってようやっと「第2話」まで進めましたが
それからは続きが気になって、気になってあっという間に全19話見終えました
(で、見終わってもう一回「第1話」観るという執念)




そうは言いつつ
僕的評価としては中の上くらい、かなっ?(偉そうに)



なんと言っても
主人公・唐沢寿明と中盤から恋仲になる小雪パートの鬱陶しさたるや、、
昼はハイレベルな頭脳戦を繰り広げながら、夜は中学生レベルの嫉妬劇連打という工夫のなさで
この2人の恋仲エピソードに必然性を感じるように構成されていないし(取って付けたかのよう)
そもそも
唐沢寿明小雪に色気というものが一切感じられなかったのが
“夜は大人の肉弾戦”に昇華できなかった原因かと思われますが
(しかも、最終回、小雪の最後の台詞「アタシ、待ってるから!」という場違いトレンディには、ヘドが出て最終回のいい雰囲気を台無しにしてくれました)
今更そんなこと言ったってしょうがないですね
やっぱり連ドラはリアルタイムに限ります!












今、ネット上では
逆目立ち効果で大成功!な
剛力彩芽・月9初主演!!(に非難殺到!!しかも、相手がエグザイルさん!!!、捨て身!!!?????)
ですが



僕も
ネットで噂されてる段階ではなんと荒唐無稽な“噂”と信じて疑わなかったので
まさかの正式発表には度肝抜かれました
近年の2大ゴリ押し女優のもう1人武井咲ちゃんだって
フジテレビは火曜9時止まりだったというのに
剛力彩芽ちゃんはあのビジュアルでまさかの月9て





いや
別に

剛力彩芽ちゃん嫌いじゃないよ
かわいくないとも思わないし
ボーイッシュで、、、かわ、、、、、い、、、い、、と、、、お、、も、、うよ?????




あの、かつて深津絵里がかわいさのゴリ押しで悩殺したそれの風上にも置けないヤクルト・ジョアのCM

どのへんのテクが認められて踊ってんだかわからなし、そもそも
そのダンスとの関連性、必要性が意味不明にも程があるヤマザキ・ランチパックのCM
には
殺意を覚えるけれど



セキスイハイムCMのセーラー服にはギリあの頃(春馬の月9時代→ボーイッシュ)のピュア度が残ってるなと思うし
未来日記」も「ビギナーズ!」も与えられた役を剛力ちゃんなりに上手に演じてたと思うんだ
って
だんだんキモいですが





あとダメ押しで“剛力彩芽ニセツイッター事件”が
逆方面から僕的好感度を高めたよね
剛力彩芽なら“さもありなん”と思わせるイメージとあの一連のニセツイートのドンピシャ感は凄まじかったと思う
もちろん世間的に“ニセツイート”は絶対許されることではないんだけど



剛力彩芽のことなんて
考えてもいなかった、
寧ろ考えたくもなかったはずなのに
剛力彩芽なら“さもありなん”と
いつの間にか思わされてる自分
そう思わせる何かを剛力ちゃんはいつの間にか発信し、それを感じとっていた自分



だから
そうさす剛力彩芽ちゃんて
“剛力”というインパクトネームと相まって、こちらに訴えてくる力がものすごくあるし
その“力”をイヤらしくキャッチして発信した現在のネット社会が生んだスターだと思う
(大袈裟)




だから
この月9主演のゴリ押しは
押されるべくして押された!
んだと
無理矢理解釈します






ゴリを押されようが何だろうが
武井咲ちゃん×伴先生の
東京全力少女」は
面白い!




だから
それでいいと思う
ゴリを押された結果がつまらなかったら
叩かれてもしょうがないかも知れないけれど
面白かったらそれでよくない?




だから
もし
ゴリ押し!

叩かれてばかりで
武井咲ちゃんと剛力彩芽ちゃんが
気に病んでるんだとしたら



“気にすんなッ!”って
松坂桃李風情で言ってあげたい!!


松坂桃李の爽やかゴリ押しもハンパないよね(スッコンデロ!!by「GOLD」のくせに!)




芦田愛菜ちゃんもそうだけども
もし、本人が“叩き”に屈しない強靱なしたたかさを持ってたとしても
ネットで女の子をいじめるのは男らしくないと思うぞ!!
(僕が言うんだから間違いない!!)





僕は正直イマイチ
ゴーリキさんの実力はそれほどよくわかってないんだけど
東京全力少女」の武井咲ちゃんをみてると
あの子のポテンシャルはハンパないと思う
野島伸司的なモノ(汚れ)も
すごく真っ当な伴先生的なモノ(ピュア)も両方違和感なく演じられるなんて
やっぱりあの子はヒロスエの再来だと思う
だから何となく“ゴリ押し”たい事務所事情以外にも、
武井咲ちゃんを使いたい気持ちも何となくわかる気がするんだけども
最近は“使いすぎてる”ってすぐバレちゃうからダメなのか
っていうか
東京全力少女」は局とかめちゃくちゃだけど
TBS日曜劇場で篤郎とダブル主演にしたらもっと注目浴びたんじゃないかな
と思う
ってそれじゃあ
完全にTBSマサカズ路線か

“テレビ”の枠を越えてはいけなかった映画「任侠ヘルパー」





のっけから
暴言吐きます





西谷(この映画の監督)
○ねーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!






上映直後本気で怒り狂いました





映画・任侠ヘルパーは一昨年のSP版の際
映画になってもいい!

心から熱くなった
自分ドラマ史上でもかなり思い出深い作品
半券も絶対記念になるからと思って、ちゃんとポスター写真の入った公式(?)前売り券を銀座まで買いに行ったというのに(パンフレットは当然のこと)








クソ映画!!!
西谷、監督ヤメチマエ!!!!!!!!!









いろいろ言う前に、、、





この映画は、
ドラマ版とは脇キャストが“女組長・メイサ”以外関係ないので
独立した映画作品として一見さんも安心して観られるような作りになっていますが
クサナギが突然出くわす“介護”と“子ども”の裏側に“ドラマ版”からの感情の流れが少し垣間見え、深みが増すような構造なので
ドラマ未見者はその部分のとっかかりに少し唐突さを感じるかも知れません
ですが、その辺の唐突さも
テレビ版でお馴染みの冒頭クサナギの
“弱きを助け強きを挫く、俺はそんな本物の極道になりたかった−−”というモノローグでクサナギがどんな男なのかをちゃんと説明しているので、唐突感を少し和らげてるんじゃないかな
とも思います




もちろん、テレビから映画へのスケールアップ版なので
任侠ヘルパー
“任侠”部分は、クサナギの体を張ったリアルファイトが生々しく、テレビでは表現しきれない“痛々しさ”があるし
クサナギ演じる彦一の人間性を表す為か、
“キャバ嬢”をおもいっきりデフォルメし演じた新境地な夏帆とのテレビを少しはみ出るくらいのセクシー描写もあり
テレビ版よりも“任侠(極道)”から想像する男臭さ、汚さがより強く描かれています

もう一つ、“ヘルパー”部分は、認知症のおじいちゃん、おばあちゃんの不条理さがより強調されていたり、
施設の不衛生さのディテールがそのものずばり(う○こ)だったりと
“ヘルパー”から想像する“しんどさ”を、臭さ汚さを直接的にうつすことでリアル感たっぷりに描写しています



そして何よりも
テレビ版のメインライター古家和尚氏(キムタク「PRICELESS」やクサナギ「37歳で医者になった僕」等)が抜け、
池上純哉氏(裕二の「アンダルシア」等)が単独ライターになったことで
古家氏特有のテレビ的分かり易さや、コミカル、人情がほぼなし
池上氏特有の説明しすぎないという意味での分かり難さや、お年寄りであろうとも容赦しないハード描写が鮮明になり
より“大人”な任侠ヘルパーに仕上がっています



まあ、分かりやすい例えで言うなら
同・西谷監督のドラマ版「ガリレオ」でお馴染みだった福山の“一休さんポーズ”が、「容疑者X〜」ではなくなった
あの感じの本格風を漂わせています













本題ですが




僕が“映画・任侠ヘルパー”に求めたのは
あの名サントラ「ALL MY SOUL」を映画館の大音響で聴きたい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
それのみ






だって
任侠ヘルパーファンの僕にとって
クサナギ以外の脇キャストほぼ出演なし

物語の縦軸であった加藤清史郎くんとの疑似父子設定のその後も一切描かれない“映画版”へのストーリーは一切興味ないし



それに言ってしまえば
任侠映画というジャンル目的ならその“付け合わせ”とも思えるのかも知れないけど
どうして金を払ってまで
“介護社会の現実”
をわざわざ観に行かなければならないのか
何気なくテレビを付け、たまたまやっていたテレビドラマの中で、テレビ仕様にエンターテインメント加工された物語で、知らず知らずのうちに“介護”について考えさせられる
のと
そうとわかっていて、わざわざそれを知りにいくってのとじゃ
どうも気が乗らないじゃないですか




それに
これは僕の勝手な想像ですが
この「任侠ヘルパー」って、そもそも
“介護の現実を描きたい”って理由から始まったドラマじゃなく
異物を掛け合わせて化学反応を起こそうとした結果、奇跡が生まれた
“たまたま上手いこといった”ドラマだと思うので
そんなドラマに
“介護の現実を知って”
と突然言われたって
白々しいったらないわけですよ




つまり
僕は任侠ヘルパーって作品には
任侠映画としての欲求もないし
介護の現実を(この映画からは)勉強したいわけじゃない
何か考えたくって観たいんじゃなくって
任侠×ヘルパーだからこその“哀しみ”みたいなものを
“感じたい”わけですよ




その“感じる”ためのスイッチが
名曲「ALL MY SOUL」
なワケですよ




「踊る」のここぞという時に流れる「RHYTHM AND POLICE」と同じように
それまでの話がどうであれ、それっぽい時にただ音楽をかけるだけで、話の辻褄なんでどうでもよくって音楽の力だけで気持ちが“乗る”、そういう音楽ってあるじゃないですか
「ALL MY SOUL」はまさにそれなんです




だから今回も
クサナギ演じる彦一が“カチコムゼー!!!”って時に



大音響の「オーマイソーーーーー!!」が流れ



話とは無関係に感動の坩堝(るつぼ)



全身THXーーーーーーーーーーー!!!!!?(任侠ヘルパーがそうかは知らんけど)




となりたいわけですよ




いろんな邪魔が入る生活の中のテレビでも感動したサントラが
音響システムの整った映画館では、いわずもがな“家以上”の感動と迫力だからこそ
テレビ映画、観に来て良かったーーー!!
っと思えるワケじゃないですか
だから、お金払って観に行くワケじゃないですか
コンサートに行くような感覚なわけですよ





それが!
まさか!!
この!!!
クソ映画は!!!!
劇中!!!!!
一度たりとも!!!!!!
「ALL MY SOUL」が!!!!!!!!
流れない!!!!!!!!!!!!!
んですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!





それも!!!!!!
意図的に!!!!!!



なぜなら!!!!!!!
「ALL MY SOUL」は!!!!!!!!!!
ラブサイケデリコさんの!!!!!!!!!!!
良さげなエンディングテーマの後ろに!!!!!!!!!!!!
コレで満足かといわんばかりに!!!!!!!!!!!!!!!!!
ワンコーラス流れるだけだから!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!





キーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!




ファッ○!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!







ファッ○!
とは
こういうときに使うんだね!!!!!!!!!!







西谷マヂで
ファッ○!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!






そう
あの西谷は
ガリレオの“一休さん”を“映画だから(そぐわない)”といってなくした
のと同じように
映画だからキャッチーな「ALL MY SOUL」は流さない
キャストもストーリーもテレビから引き継がないんだから
お決まりのサントラをかけず“テレビに絶対引き戻したくない”
そういうわけですよ





じゃあ、メイサも出すんじゃねぇボケゴラァ!!!
でしょ?






テレビファンを呼び込みたかったら
まずドラマ版のキャストを出し、ストーリーの繋がりも持たせる
ってのが当たり前の戦略だろう
でもそうはしなかった
なぜなら、西谷はこの「任侠ヘルパー」というソフトが映画単体でも通用する
そう思ったから
だからドラマキャストをなるべく排除し、ストーリーも独立させ、門戸を広げた
だけど、ドラマファンも納得するように
任侠ヘルパーの持ち味を映画仕様にスケールアップ&スキルアップしてみせた
それはわかるし
熱意もあって素晴らしいとも思う




だけど
僕は!!
納得はしても満足はしない
だって
いくら本格風吹かしたところで
ヘルパー部分のストーリーがファンタジーなんだもの
散々“そのものずばり(う○こ)”を見せつけ、リアル感を施し問題提議しようとも、解決策がああもファンタジーじゃ一切心に響かないし
その後の彦一の“カチコミ”も一切カタルシスを感じない
だからこそ
そこは良い意味で
“聴覚でごまかす!”
音楽で気持ちを乗せてくれればいいのに
頑なに“映画仕様”なもんだから
“寧ろそれ(オーマイソー)待ち”な僕にはホントに何にも乗れないんです





前半にも述べたとおり
ドラマ版脚本・古家氏のドラマ的分かり易さと、硬軟の“軟”の部分が
身につまされる思いの“介護の現実”をどれだけ受けとめやすくさせていたことか

改めて思いました
池上氏だけじゃ硬軟の“硬”ばかりで暗いし、話の流れも分かり難い

西谷もその傾向があるから
それと相まってつまらない!
古家氏戻ってきて!!!





つまり
なんやかや
任侠ヘルパーってのは
その冗談みたいなタイトルとは裏腹の
任侠とへルパー(介護問題)というシビアな題材を
テレビの枠の中にキャッチーなメロディと共におさまってたからこそ入ってきやすかったのに
映画仕様に任侠もヘルパー(介護問題)もスケールアップさせてはただただブルーになるだけ
ってこと



だ か ら こ そ

「ALL MY SOUL」
じゃろがい!!!



西谷は任侠ヘルパーファンならぬ
“オーマイソー”ファンをなんだと思って
最後に取って付けたようにワンコーラスだけ流したんでしょうか
“オーマイソー”ファンなめんなよ!!!!!
って
“オーマイソー”ファンてなんだよ、偉そうにって話ですが






っていうか
エンドロールの主題歌の後ろにお馴染みのサントラを流す洋画的手法って
劇中にも流して“お馴染み感”出すからこそ
エンドロールでの再登場に感動するワケじゃないですか
中流れてもいないのに、いきなり取って付けたように最後に付け加えられても、オーマイソー待ちの僕も、初見の人も意味不明でしょ?
その意図教えろ





とにもかくにも
任侠ヘルパーのオーマイソーを聴きたいが為のコンサート気分の僕みたいな超少数派には何一つ納得のいく映画ではありませんが
クサナギ演じる彦一のヤクザっぷりを堪能したい
夏帆の汚れ(末路)を見届けたい
そんな方にはなかなかの力作!
だと思います




あと
僕の望む、全身から哀しみがだだ漏れするりりィを求めている人にはがっかりです
ぶっきらぼうな方のりりィです
ご注意を

“嫌ならみるな”を体現するフジの秋改編






ホントにいつからフジテレビの(ネット上)キャッチコピーは
“嫌ならみるな”
になってしまったんだろうか
“嫌ならみるな”
って一体誰が言ったの?
(現実世界だれも言ってない?)



僕の鈍いアンテナが感知した限り
言ったとされる、岡村隆史ビートたけしはいくらフジっ子とはいえ、直接フジテレビとは関係ないだろうに、、、




“軽チャー”を標榜し
“楽しくなければテレビじゃない!”を合い言葉に
トレンドと視聴者を長年牽引してきたフジテレビが
今や
“嫌ならみるなのウジテレビ”
と言われ
一昨年までの視聴率三冠王がウソだったかのように
アレヨアレヨの三位陥落
この惨状は何やってもうまくいかなかった(番組がつまらなかった)98年あたりに舞い戻ったかのよう
でも、あの頃と今とで明らかに違うのは
木村拓哉ですら16パーという、得意のドラマもどうにもならない
という所か





でも
まあ
僕も
嫌ならみなくていいと思うんだ
だって
テレビのチャンネル権はいつだって視聴者にあって
嫌だから(みたくないから)みないってのは当たり前のことだし





それに
テレビ側の人だって
できるだけ多くの人にみてもらいたい
って思ってつくるのが大前提だろうし
僕もそうであって欲しい
そうじゃなきゃテレビじゃない
そう思ってつくらないヤツは他でやれ、ゆーちゅーぶでやれ
と思うわけですが
かといって
できるだけ多くの人に!
と視聴者に媚びまくるのも今の視聴者は萎えるわけで
みてもらいたいと媚びる部分と
自分のつくりたいものをつくる!というクリエイティブな部分のバランスをものすごく大事にしてると思うわけです
つまり
クリエイティブの追求と
作り手側の感性と合わない=面白くなかったら無理にみなくてもいいよって意味での“嫌ならみるな”
紙一重だから
みなくていいってのも少なからずほんのりはありつつ、つくってるんじゃないか
ということです



ないか









ここまで自分で言っといて意味不明ですが





分かりやすい例で言えば
物語の分かり易さ、わかりづらさが根本だとは思いますが
画づくりにクリエイティブ臭がプンプン漂う大河ドラマ平清盛
よりも
何の変哲もない普通画面の前作「江」の方が(数字的に)視聴者受けがいいのです
(「平清盛」も“普通画面”だったなら、もっと数字踏ん張れたんじゃないか、と僕は思います、、ってクリエイティブを追求する余り物語も難解になったとも言えますが、って観てないけど)





その
“媚び”と“クリエイティブ”のバランスが素晴らしかったからこそ成功したのが
“シャンデリア”以降の「FNS歌謡祭」
だと思う
きくちP(歌謡祭のP)のクリエイティブ(=個人的趣味)を
THEフジテレビ的ゴージャスなゲタを履かせて
ちゃんと“魅せてる”
と思うので






そのバランス感覚と
視聴者の求めるものの差が如実に表れたのが
先週の
フジテレビ・10/26(金)19:00〜「アイアンシェフ(視聴率10.7%)」

テレビ朝日・10/27(土)18:30〜「お願いランキングGOLD特別編・お菓子総選挙SP(視聴率14.4%)」


前者はどう考えたってもう遅いのに三冠王奪還の秋改編の目玉
言わずと知れた「料理の鉄人」海外バージョンの凱旋帰国版
映画のオープニングのような荘厳な音楽とタイトルバック
超気合の入ったハイセンスなCG、衣装、セット
の中にたたずむ仰々しい玉木宏

よりも

中会議室的なスペースで
各お菓子メーカーの広報部員をパイプ椅子に座らしてすし詰めにし
その素人広報部員が大段幕ふったり、無駄に歓声上げたりしつつ
「どのお菓子が一番おいしいのか?」という“THE人それぞれ”なランキングの
各社のパワーバランスによって前もって決められた出来レースの結果を
声高らかに読み上げる仰々しい楠田枝里子
の方が
数字がとれるわけです



テレ朝なので明らかに悪意がありますが
要は
変に金かけるより
別にとりわけ知りたくもないけどランキングにされると反射神経的につい最後までみちゃうよね
という最近のテレ朝必勝フォーマット(「お試しかっ!」然り)の作戦勝ち



外見より中身だ
ということが数字で分かるわけです


あの番組フジテレビでやるんならば「料理の鉄人」ばりにものすごいゲタはかせて(外見に金かけて)つくったと思う





話戻って
今期のフジテレビはそのバランスが極端なのです
今期始まったフジテレビの新番組を列挙してみます



PRICELESS(月9)
ヌメロン(月11)
遅咲きのヒマワリ(火9)
ゴーイングマイホーム(火10)
キャサリン三世(火11)
世界は言葉でできている(水8)
TOKIOカケル(水11)
結婚しない(木10)
オデッサの階段(木11)
アイアンシェフ(金8)
テラスハウス(金11)
超潜入!リアルスコープハイパー(土7)
高校入試(土11)
TOKYOエアポート(日9)




いわずもがな“キムタク”で全てを引き寄せる「PRICELESS」

全てのご都合主義を恥ずかしいほどの“トレンディ(ドラマだからと割り切る)”によって無理矢理突っ切る「結婚しない」
といった“媚び”とは真逆の
難解でクリエイティビティ(もはや“クリエイティブ”言いたいだけ)に特化したモノが目立つ


例えば
ルールはシンプルながら戦略が難解すぎる数字当てゲーム「ヌメロン」

スタイリッシュなあいのり風ドキュメンタリ「テラスハウス

“クリエイティブ”と“媚び”のバランスを探しあぐねている最中かとは思うんですが
「ヌメロン」は、中身はインテリジェンスなのに外見が安っぽいし
テラスハウス」はあいのりに比べ、エンタメ要素の乏しいただただ普通の若者たちの日常を切り取るってのをコンセプトにしてるだけあって
とにかくスタイリッシュな映像処理で“テレビ番組”として成立させようという意図はわかるんだけど
あまりにもスタイリッシュすぎて一般人の長編PVのよう
だけど
この二つはまだ若干視聴者に寄り添いたい、この面白さに気付いて欲しい、みたいな姿勢が見受けられるけれど



全く見受けられないのが以下の3つ


キャストは媚び度MAXでも、中身も映像も一切媚びてる感ゼロの「ゴーイングマイホーム」

なぜ、「はねトび」後の水曜8時に哲学言葉ゲーム、な「世界は言葉でできている

よく言えば超クリエイティブ、悪く言えば公開オナ○ードキュメンタリ「オデッサの階段

我が道を行く感がずば抜けている
中身も外見も“クリエイティブ”に寄りすぎて
視聴者を見放しているかのようにも思える
さすがCOOL TV!!(今期のフジテレビキャッチコピー)
これぞ(面白くなかったら無理にみなくてもいいよって意味での)嫌ならみるな!
フジテレビの逆ギレとも思える



まあ
ゴーイング〜」は意図的で確信犯なのでいいし
オデッサ〜」も11時台ということで“挑戦”を許されたんだろうけれど
ホントに一体全体なぜに水曜8時に「世界は言葉でできている」なんだろうか
するにしても視聴者への周知や中身の準備期間がなさすぎる
前期、生き急ぐように死んでいった「世界行ってみたらホントはこんなトコだった!?」

低視聴率のテコ入れで大がかりなセットを作ったにも関わらず、テコ入れ新セットの2週目で打ち切りになった「奥の深道
も準備期間が短すぎたが故にブレイクする前に死んでいったように思う
できかけのソフトを煮詰めないまま世に放って勝手に自爆している
「世界は言葉で〜」もそのニオイがプンプン
なのになぜ敢えて水曜8時に持ってきたのか
それはもう
“嫌ならみるな”を体現しているとしか思えない
門戸の狭そうなものを敢えて放送し
そこでもしかして奇跡的に視聴者の方からその扉をこじ開けてくれるかも
みたいな





まあ
とにかく
何であろうと
オデッサの階段」は
映像に凝り凝りなのはいいんだけど
もう少し視聴者に寄り添う作り方をしてもいいと思う

「婚カツ!」の悪夢「PRICELESS」♯1




せっかくの木村拓哉×監督・鈴木雅之(「HERO」以来!)
なのに
こんなにも映像的工夫ゼロの鈴木雅之にがっっっっっっっっっっっっっっっっっっっかり!!!!!





検察官と木村拓哉

堅いとチャラい

静と動
で巧みに演出した「HERO」のオープニング
は奇跡の出来
だったんだ、、、



まだ、あれから12年しか経ってないのに
熟成するどころか
過去のコピーすらできず
むしろ、劣化する監督っていったいどうなんでしょう
僕の尊敬してやまないあの頃
(90年代後半から2000年代前半)
鈴木雅之はどこへ行ってしまったの?





今回は“人情モノ”だから
いつもの何でもかんでも“シンメトリー”で統一する“ロボット演出”は控えめに
各所にクセのある役者、キャラクターを配置して
よりシンプルな演出で“人間味”を出してんのかなんなのか知りませんが
それならそれで時折はさまれた
THE鈴木雅之イズム、「ショムニ」でお馴染みの
“エキストラ顔面羅列”が
浮きまくっててサブイし、必然性ないし、完成度低いし
哀しくなりました
あの“羅列”はシンメトリー連呼で鈴木雅之なりの“ファンタジー”の世界を構築した中にこそ生きる演出であって
ファンタジー構築も何もなく
いきなり工夫なく“CM明け”かのように何の驚きもなく始まったオープニングからの
薄味鈴木雅之演出の中にいつもの“羅列”されても
30分枠大による“時間稼ぎ”の演出にしか思えない
っていうかあの演出は全てを“極端”に表現する「ショムニ」ですらギリだったのに
現実と非現実の塩梅を楽しむ今回のような話ならば余計無駄な気がする


んんん
っていうか
鈴木雅之が衰えたってのより
こだわる時間がなかった
ってのがヒシヒシ伝わる初回でした
なんでキムタクの月9はいつもこう、バタバタ見切り発車で進行するんだろう
今回なら、“ローリング・ストーンズ主題歌!!”ってのだけ決まってて出発したかのような煮詰まってない感
まあ、結局時間かけても何しても「南極大陸」みたいになっちゃう今のキムタククリエイターズがダメなんだろうな、、、




まあ
だけど
演出同様、工夫の“ク”の字も感じられない
キムタクがホームレスに至るまでのありきたりだったり
子どもたちとの出逢いの唐突さだったり、、

いつもの
考えてんだかいないんだかわからない
ふわふわ古家和尚脚本を
(この人は西谷監督とじゃなきゃ中身なさ過ぎ、、っていうか西谷監督が本書いてんのか、、)
キムタク父との思い出
(=北別府ボール、、、って今年“北別府”流行ってんの?、アッキーのアレもそうだし、川口春奈ちゃんと、もこみちの深夜ドラマにも出てきたような出なかったような、、北別府じゃなかったっけ???)

“ブルドーザー”のシークエンスの巧さはさすがの鈴木雅之かなと思わせ
たとえ祭りの“ボール投げ(?)”とは言え
大マジのかっちょいーフォームでボール投げる木村拓哉
何に対しても、誰に対しても引く程本気でぶつかる“いつものキムタク”と相まって、少し感動すらしたし
それに加えて
キムタクがずっと大切にしていた北別府ボール(=父との思い出)を
少年の“ブルドーザー(=これまた父との思い出)”のために
使う、つまり捨てる
キムタクのその行為こそいろんな意味でお金には換えられないモノ!!!!!!!
PRICELESS!!!!!!!!
なんちゅうええはなし!!!!!!!!!!!





古家先生!!!
ええはなしやないですか!!!!!




ちょっと書いてる間に感動してしまいましたが




今回これ観て初めて自分の“キムタク愛”に気付かされました
キムタクの身ぐるみはがされてしまった数々の描写、、



ダンボールで寝るキムタク
人様の捨てたタバコを拝借するキムタク
賽銭箱の小銭をくすねる(未遂)キムタク
空き缶集めて金にするキムタク
人目を盗んでシャワーするキムタク

最近の“キムタク事情”と相まって哀しすぎて観ていられませんでした
前々から
意外なキムタク→かわいそうなキムタク

観たかったはずなのに
“さもしい”キムタクなんて観たくなかったよ、、





そんな
キムタク新機軸“さもしさ”まで出したというのに
視聴率16.9%て、、、




改めてテレ朝ドラマ作りのテクの無さを感じた
米倉涼子「ドクターX」
(僕にとって医療モノで不可欠だと思う
主人公の“スーパー性”
手術描写のスピード感と臨場感、どれも皆無
さすがの上辺脚本・中園ミホ
にも負けるなんて、、、





その事実に一日中うちのめされてる僕って、、、

超豪華!!欽ちゃん劇場 「踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望」




※※核心触れまくり、ネタばれしまくってます※※






いやぁーー!超楽しかった!!!!!
となりのとなりに座ってた踊るファンとおぼしき女性二人が徹頭徹尾のピュアリアクション(いかりやの映像に悲鳴を上げ、スリーアミーゴスを過剰に笑い、エンドロールの懐かし裕二に歓声)の嵐だったことも相まって
3割増しのテンションで観ることが出来ました
ありがとう!!!




表題にもしましたがこの踊るは
欽ちゃんの愛弟子である脚本家・君塚良一
踊るをベースにした
「超豪華!!欽ちゃん劇場(=ベタなコント)」
として観るべき映画(+相棒的アプローチのほんのりハードあり)
です!!!



って
欽ちゃん(も相棒も)知らんけども





もう踊るのファーストシーン定番の“おふざけ”から欽ちゃん節さく裂!!!



ステロタイプの取り調べ、、かとおもいきや、、テストだった(記念すべきドラマ第1話)

緊張感たっぷりのハリコミ、、かとおもいきや、、ゴルフ接待のお迎えだった(映画1)

青島率いる湾岸署メンバーがまさかのテロリストに!?、、、かとおもいきや、、演習だった(映画2)

捜査会議、、かとおもいきや、、引っ越し対策会議だった(映画3)





思い返すと
公開前宣伝の段階から「湾岸署のお引っ越し」を大々的に掲げときながら
いつもの“かとおもいきや”されてもわかりきっていて萎えた「映画3」冒頭の掴まなさ具合が群を抜いていますが


これまで“まじめ”、、かとおもいきや、、“くずし”て“オトす”という雛形で「踊る」の冒頭を飾ってきたわけですが
今回のFINALはFINALだけあって冒頭からフルスロットル!



ド頭の映像がいつものお台場近辺の空撮ではなく
なぜかスカイツリー近辺の下町空撮映像で違和感を覚えたと思ったら
青島・すみれの
こってこて下町商店街コントの幕開け!
しかも、たいして中身無し!(二人のキャラクター、演技力に頼り切った脚本だし)
という


欽ちゃん劇場、、かとおもいきや、、やっぱり欽ちゃん劇場!!!!!
(実は潜入捜査だったというオチだけれど、その必然性がコントレベルという意味で)
という
端っから“ふざけて”おいて“ふざけ倒す”ぶっ飛ばし具合!



“青島”と“すみれ”という最強の愛されキャラはそのままに
欽ちゃん風の下町コントに仕立てるだけでこんなにも楽しいシーンになるなんて、、


だからといって
踊る3での“スリーアミーゴス三文芝居謝罪会見”
のように萎えずに
ドラマ>コントをギリッギリのラインで保てたのは
“FINAL”だからという気合凄まじい演出の勢いだけじゃなく
裕二やそれに付き合う深津絵里の演技のたまもの



序盤、真下署長にバレるとまずい!危機一髪!!なシーンにて
「ガンバレ!ガンバレ署長!!」とはやし立てごまかす
というサブ過ぎるシーンを超強引に“笑い”に持っていく裕二の演技力はさすがだったし


終盤、青島とすみれの関係を総括するように
「あんなに楽しかった(冒頭の)ハリコミはなかったね」
と、唐突に“欽ちゃん劇場”を再現し始める、、
というコレもどうやったってサブ過ぎて目も当てられないシーンを“グッ”とさせた深津絵里の演技力と緩急の巧さ



特に
最近の深津絵里は前回にも述べた“しっとり問題”に加え
妻夫木聡的というか、映画、文化方面へ傾倒しつつあるのに
THE大衆スター・裕二の手にかかればいとも簡単にこっち(THEテレビ)方面に引き戻され
だけど、しっとりしてようが、妻夫木聡的だろうが
それ(裕二的)をいとわない深津絵里の柔軟さ
深っちゃんはそのままこっちにいて下さい!






このFINALで賛否両論繰り広げられている
“バナナ”

“バス”
ですが



僕は全然アリです!!!


だってこのFINALは
“欽ちゃん劇場” だ か ら!!!!!




踊るFINAL総決算!とも言うべき
青島と室井さんの久々タッグに超大興奮のそんな最中
ただただ
“バナナ”と言わしたいだけの
理由も伏線もオチもひったくれもない
室井さんの


“バナナだッッッ!!!”
(映画1「青島!!確保だッッッ!!!」のノリで)



ケチを付けるのが馬鹿馬鹿しくなるほどの凄まじい破壊力
そんな“バナナ”は是非とも音響の整った出来るだけ大きい映画館で観てもらいたい




そんな“破壊力”だけで押し切られ
何だかよくわからない流れで犯人カトリを見つけ出し
かと思ったら、カトリが青島に銃口を向け
青島絶体絶命!!なシーンの決着が
その“バナナ”を優に超える“破壊力”


あのシーンは3を観た人なら絶対、どっかしらから現れる王(ワン)さんの拳法でとっちめる
と思ったはず!
なのに



まさかの
“バス”がぶっ込んできて
裕二もカトリもドンガラガッシャン!!!!!!!!!!


という
その辺の前後関係の辻褄を全て吹き飛ばしてしまう
“破壊力”
あれには“ドラマ”という概念を超越しまくって頭のねじがバカになるほどの“痛快さ”がある!
(あまりの痛快さに“ドンガラガッシャン!”後の深津絵里が映像処理のせいか何なのか“透明人間”になっちゃうってのをツッコムのすら馬鹿馬鹿しくなる)



拳銃を向けられ「絶体絶命ピンチ!」の切り抜け方

あれを思いつくのは欽ちゃん脳の君塚だからこそ!
んで、そんなとんでもないシナリオをGOとする本広とフジテレビに脱帽!





その“バスぶっ込み”で誰しも思う
あのバスにそもそも乗ってた人達は一体、、、
というツッコミはエンドロールの運転手と乗客の陽気さで救われる、という素敵なオチ
あれのあるなしでは、鑑賞後の爽やかさが格段に違うと思う(“すみれさんバス乗っ取り!”のストーリーがすんなり想像できるし)






後半勢い任せで放置され処理できない諸問題たち(小栗の滑舌、カトリの演技、孝太郎の拙さ、大杉漣のおいしいとこ取り、すみれんさんは一体全体どうなったんだ等々)のせいで
なんかちょっと消化不良を起こしそうになりながら迎えるエンドロールの
マキシ・プリースト!!!!!!!!!!!
(ドラマ版エンドロール冒頭でお馴染みの
マキシ・プリーストの“ゴゥ!!”
からの
裕二“ラ・ラ・ラ・ラブサンバディ、ツナイ♪”)




すべてを丸く収める感じに完敗しました
Love Somebodyのアレンジは初期のドラマバージョンに限る!
できれば、裕二が“空き地署”近辺を歩くあのエンドロールを望んでいたけれどマキシ・プリーストだからよし!!!




ついでに
踊るファン大絶賛の気合入りまくりのオープニングは
ダーウィンの進化論と見まがう
若かりし猿だった裕二がボス猿に変貌していくグラデーション映像に少し笑いましたが
大音響で聞く“RHYTHM AND POLICE”はやっぱり興奮します!必見!!!!!





なんやかや振り返ると
君塚良一をバカにするようなことしか書いてませんが
他は度が過ぎるほど過剰なのにも関わらず
事件の締めに青島が言った和久さんの名台詞
「正義は胸に秘めとくくらいが調度いい」

和久さんを回想するでもなく
青島の言葉としてサラリと言わせるあたりに感動しました(尚更、和久ノートなんて必要ないんだよ、とも思いましたが)







総括すると
このFINALは当初の“踊る”のコンセプトであった
刑事ドラマのドラマにしないような部分を拾って、極端にして、おかしむ
じゃなく
とにかく、刑事ドラマとか関係なく、ただただ何でもかんでも拾っておかしむ
という
なりふり構わない作品になっちゃったことには残念だと思うし
そうじゃない初期の信念を貫いたものを観たかった、、
ってのは確かだけど
そうじゃなく、なりふり構わなかった今回の映画でも心“踊った”ことには違いないので
これはこれで十分満足!!!
だって
こんなにめちゃくちゃだとわかっていても楽しくって
それを許容できるたくさんの人と一緒に楽しめる映画鑑賞ってないもの
(でもその逆、“ケッ”と思う大勢の中で観るFINALは地獄だと思いますが)



そもそも僕なんてこの映画がヒットしフジテレビが潤うことに至福を感じる変態なので
初期の“内輪”を追求する部分と
後期のなりふり構わず誰でも楽しめるエンターテインメントな部分の
さじ加減が絶妙だったからこそこんなにも大ヒットした
“踊る”陣営の戦略は間違ってなかったと思うし
僕はコレで良し!!!




最初に大絶賛しましたが
ドラマも映画も含めて冒頭オープニングの掴みは
全シリーズ中、最高だと思うので
それを“よし”と思った人は
その直後、感動と大興奮のオープニングタイトルの流れに乗って
ハラハラドキドドキ、終盤、ありえねーーー!とツッコミながら楽しく観賞できること間違いナシ!!!






そして最後に
亀山
本広
君塚
裕二
欽ちゃん
ありがとう!!!!!!!!!!!







追伸:なんやかや、もう“踊る”は復活しなくてイイです

踊る大捜査線 THE LAST TV サラリーマン刑事と最後の難事件








とにもかくにも
とりあえず一発








君塚どうした!!!!!!!?????????









「元祖・連ドラが一番」
という
踊るのキャッチフレーズをどうにか覆してくれる、、
3は3だけに惨憺たる結果だったれど
きっと覆してくれる、だって
“テレビ”
だから
と思ってたのに、、、









とにかくいろいろ言う前に自分がどの程度の“踊る”ぶりなのか
というと、、



連ドラ版「踊る大捜査線」放映時は裏の「うたばん」を観ており、(エヴァンゲリオンファンの)友人から面白い、絶対面白いと煽られれば煽られるほど興味が無くなり
結局初めて観た「踊る」が非・君塚(脚本)の
内田有紀主演、尾崎将也脚本(「結婚できない男」とか「梅ちゃん先生」の人)の
踊る大捜査線 番外編 湾岸署婦警物語 初夏の交通安全スペシャル」

多分そこから少し目覚めたのか、目覚めなかったのか
連ドラを再放送で観て
映画1はテレビで初めて観て
映画の2は多分3回くらい劇場で観て
スピンオフの
真下正義」は観るきっかけなくて観てなくて
そのくせ駄作誉れ高い「室井慎次」はテレビで3回くらい観て
木島丈一郎」はVHSで録画したけど安っぽそう(映像が)だから観てなくて(今後も観る気ナシ、これ面白い?)
灰島秀樹」は観たけど安っぽい上につまんなくって
時、経て
映画の3は仕事休んで観に行った挙げ句ヘドが出た





映画の2辺りが少しおかしかったくらいで
僕の歴代のドラマ熱的にはそんなに高くないわけですが



つまり総括すると
脚本的な仕上がりは連ドラ版から2本のスペシャルドラマ
からの映画1までの流れが素晴らしく

イヤらしい程のヘド脚本にも関わらず
ダイナミックな映像と音楽、そして真矢みきのおかげで気持ちの盛り上がりが最高潮に達したのが映画の2


気持ちの盛り上がりを自分の面白さとするならば



映画2>>映画1>SP秋>SP歳末>連ドラ>>>>>>>>>>>>映画3



っと言ったところでしょうか







ここまでかなりどうでも良かったわけですが








突然ですが
僕が思うに「踊る大捜査線」ってのは“すみれさん”より“雪乃さん”だと思う



もういい加減にしろよってくらい「辞表」をちらつかせる辞める辞める詐欺の“すみれさん”

3で突然色濃く描かれ始めた青島とのラブコメ
より
連ドラ丸々使って深く描かれた“雪乃さん”

青島に甘える雪乃さんとそれにデレる青島の構図の方が踊る的に健全だし


“何者かに襲われる雪乃さん”

“助ける青島”
ってパターンこそ
踊る盛り上がりの絶対パターンだと思う




そんなことよりも何よりも
裕二の発声的に


「すみれさぁーーん!」
より
「雪乃さぁーーん!」



の方がより裕二的じゃない??
裕二のこもり具合が
「雪乃さぁーーん!」
の方が絶妙じゃない??
じゃない??







やんや言いましたが
結局の所の今回のTVスペシャルですが



3でどうしてもいらないと思った、ちびノリダー内田有紀諸々がそれなりにキャラがはっきりしてきたこと
3で至る所でふざけすぎていたスリーアミーゴスが今回はギリのラインで踏みとどまっていたこと(ふざけていい場所で適度にふざけてたから)
で、何より
3で元気なさ過ぎた裕二の青島が元気いっぱいだったこと
には
3の悪夢を払拭するという意味で、このテレビのワンクッションは映画のFINALにむけていいように思うんだけど、、、







結局
やっぱり
一体
全体






君塚どうした!!!!!!!?????????







もう君塚は“お膳立て”しかしない




聞こえがイイ!
ってだけで
無理矢理お膳立てた
2の
“レインボーブリッジを封鎖せよ!”

封鎖しようがしまいがストーリー的に意味不明な部分を
フジテレビ総力を挙げた金の使い方と
まとめの天才本広(監督)のおかげで
なんとか“勢い”で乗り切れたけど





3の
“湾岸署のお引っ越し”
“8つの事件”
“過去の犯人総登場”
という欲張りすぎるアイデアを出すだけ出しときながら



“湾岸署のお引っ越し”→必然性を感じない
“8つの事件”→関連性がない
“過去の犯人総登場”→意味がない


という
誰がどうしたって乗り切れないレベルの
辻褄を合わせる気のない脚本




今回のスペシャルも
テレビだからこそ踊るらしく“非壮大”なテーマとして
“結婚式”
ってのを選んだんだろうけれど
“結婚式”における
青島幹事の奮闘
スリーアミーゴスの仲人争い
はそこそこ描けても
それに至るまでの辻褄をまったく合わせようとしない
とりあえず“結婚式”に向かってただただ突っ走っていくだけの脚本はいくら映画前の“祭り”とは言え見過ごせないレベル
具体的に言うと
ああも警察組織的にも、国際的にもデカデカと開催する結婚式のクセして誰ひとりフィアンセと(形式的に)面識無し
そればかりか、顔も知らない、、てどう考えてもおかしいだろ
その辺りをどう解釈すればいいのか僕にはさっぱりわからん




踊るの面白さ
っていうか
君塚の面白さって
伏線回収の素晴らしさにあると思うんだけど
今回
絶対そうに違いないし
そうでなければアップにしてまで写さないよね!だった湾岸くんの防犯ブザーの意味の無さ
映画へのフリ?
そうだとしても
回収したことになってるあの“爆竹”はいったい何だったのか
無理矢理すぎる




警察官になりすまして湾岸署に潜入した
名高達男のヒネリの無さ
名高達男にはいったい何の意味が、、、
映画1でも同じエピソードがあったけれど、あっちには
同時期になくなった“領収書”のエピソードとくっつけて実に踊るらしい“オチ”がついたから
名高達男にはそれ以上のヒネリがあるに違いない
そうじゃなかったら同じエピソードがここへ来て繰り返される意味が無い
と期待さすだけさしといてやっぱり意味無し、て
名高達男に謝れ!!!





だめ押しが
毎度お馴染みのすみれさんの辞める辞める詐欺
あんた一体何回目だよ
の「辞めよっかな」展開


さすがに
今回はラストだけあって遺志固そうだったけど


深津絵里@すみれさんが
最近の深津絵里があまりにもしっとりしすぎて
昔のような爽快さを感じないし
“女”が出過ぎて、青島とのラブコメ部分が生々しくなりすぎてるし
あそこまで“女”出して“今後”のこと考えられると、ホントに辞めたほうがいいんじゃないかとさえ思えてくるし
とにかく、しっとり防止のために髪切ったほうが良かったと思うな





ついでに難癖つけて“カメラ”ね

踊る大捜査線は映画でどんだけヒットしようとも“テレビ”だったんだから
“テレビ”で復活するんだったら
“テレビ”のカメラで撮れよ
詳しいことは不明だけど
冒頭から
“映画”風、リアル映像だったから僕はがっかりですよ
そういう所がROBOT(制作会社、例:SP エスピー)の悪いところだと思うよ!!
(僕はかねがね、ゴールデンタイムのドラマにああいう映画的映像って絶対万人受けしないと思ってます)






やっぱり本広(監督)も本広
あんだけまとめ上手だった(本広の映画「サトラレ」然り)本広が
前回も今回も
小ネタで遊びたいだけ遊ぶもんだから
雑なシナリオと相まってまとまるもんもまとまらんよ








結局やっぱり
メインテーマがパクリだろうが
菅野祐悟がどんだけいい劇判つくろうが
音楽・松本晃彦のダイナミックには敵わない
ということ
なんで松本晃彦やめちゃったの??








まあ
だけど
なんやかや言うとりますが
オープニングとエンドロールがちゃんと作ってあったし
SP後の
FINAL試写会で涙こらえ気味の裕二映像で全てをチャラにされたし
なんだか貧相になったけど水野美紀もいたし
中身的にも、映画FINALには目立った“お膳立て”なさそうだし



何より
裕二の
「雪乃さぁーーん!」
が久々聞けそうな
踊るのFINALには超期待してます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!