女子向け 「私が恋愛できない理由」♯1



脚本・山崎宇子坂口理子
演出・石井祐介
出演・香里奈吉高由里子大島優子

プロデューサーは中野P





放送前、女子3人の物語ってんで
一瞬、「彼女たちの時代」(岡田惠和先生)や
もっと遡って「想い出づくり」(山田太一先生)
のような趣(人間>恋愛)を想像したけれど
どっかの新聞の見出しに
日本版「セックスアンドシティ」目指す!
みたいなこと書いてあったのでさすが中野P!!!って興奮していたけれど
僕は「セックス〜」を知らないのでそれについてはわかりませんが(でも絶対全然違うと思う)
ポップで軽妙かつ画面に恋愛統計などを出す感じが
「恋愛結婚の法則」(小泉今日子柳葉敏郎の年増恋愛コメディ)のオンナのコ版みたい
に思いました






まあ
だけど
こんなに“死”を連想させない中野P作品は久しぶり
ブザービート以来か


でも、あの爽やか風吹かすブザービートも初回から厭な感じ要素(相武紗季があばずれ)をプンプン臭わせてたから
今回も、いつリストカットやらDVやら不治の病、イジメ、風俗、同性愛、近親相姦、殺人、、、(中野Pってそういう男)がぶっこまれるんじゃないか
と期待すらしてたのに



今回はAKBに


私はヴァージン!!!


と叫ばすくらいの厭(お下品)要素しかなく



問題は
「○○する女子の○割は、、、」といちいち付け加えてオとす
超おっさんになってた白線流し(=中村竜)をキモキャラにしたいのか、素敵な上司(はぁと)にしたいのかってことくらいか
初回観る限りではどうみてもキモ男にしか思えなかったのだけれど
まあ
このドラマは僕みたいなのを求めていないだろうから
今どき女子がどう思うかだろうけれども、、






ゲツクっつったら“ファッション”
なわけで
どう考えてもありえないオシャレすぎるルームシェアリング
とか
あのスタイルで男社会で奮闘で、おしゃれに疎い(香里奈)とか
合コンでサラダ取り分けときながら、清楚且つあのおっぱいでヴァージン(AKB)とか
そういうファンタジー
吉高由里子は妙にマッチング)
がゲツクなワケで


それを
奇をてらいすぎず
シンプルに仕上げた脚本2人、、今後も頑張ってください
(テレビぴあで期間限定連載中の中野P日記には、今までモテてきた山崎さんと、そうではなかった坂口さんのバランスがうまく活かされた脚本らしく、、、中野P自身が昨年飲み会などで恋愛してない女子が多いなと感じたので企画したドラマだとか、、、、とか書いてる実写版中野Pがチンピラの手下みたいで、全然ギラギラしてないことに軽くショック、、でもなんだかいつも何事にも本気っぽくて中野Pってすごい、、ね、、、、、ってどういう経緯でってのが全然まったくもってわかりませんが、今までモテてきた!とか言ってる山崎さんに北川悦吏子的なものを感じます)






まあ
何にしたところで
オープニングの“イマドキ女子のホンネ”みたいなのをテロップで出すのはこっぱずかしいのでやめてほしいのと


いくら新旧キャピキャピ対決だからといって
近年、顔面パワーダウンがハンパない稲森を
いま最もピッチピチな女子3人の中に混ぜたオープニングタイトルの稲森、、不憫すぎます