最高におもしろい!!! 映画「カーズ2」

映画なんて映画館で1年に3〜4本観ればいいとこ(で、大抵フジ関連映画)の僕がこんなこと言うのも何だし
プリンセス・トヨトミのときもなんだか同じようなことを言ったような気がしますが、、、、





こんなにワクワクしてドキドキする映画は久しぶりです!!!











こんなことを言ったら多方面のファンから怒られそうだし
何かにつけて、これと比較する自分の馬鹿脳に閉口ですが




このワクワク、ドキドキ感は

踊る大捜査線 THE MOVIE2」以来!!!



っというより
感じが似てるというか
踊るの2はヒットさそうさそうと煽りまくった結果“怒濤のエンタテインメント”作品になったと思うのだけど
(その代償として、人の生き死にを絡めたりでイヤな感じになったのは確かですが)


「カーズ2」も若干ガチャガチャしてるけれど
“怒濤のエンタテインメント”!!!


しかも、踊る2から感じられる、あざとさは一切無いので
とにかく、観客を純粋に楽しませようとした結果の“怒濤のエンタテインメント”なのです




確かに、踊るシリーズ同様
1の方がまとまりがあるし
カーズ(1)には、“古き良きアメリカ”的趣きがあるし
“郷愁”と言いますか
懐かしくって、爽やかな涙が流れそうな雰囲気、、

2には、それが皆無だし
映像の素晴らしさも、見慣れているので、新しい驚きはほぼない、、
んだけど
2は一変して、THEエンタメ!な作品



そりゃあ、1にも共通する“友情”というテーマも色濃いですが
そんなもん感じとれなくったって、なんつったって、エンタメ
今回は最初の舞台が日本とあって
その辺ばっかり推してますが
実際問題、日本パートは主要キャラ、レッカー車の“メーター”(ぐっさんがふき替え担当で、上手い)がかなりうっとうしいし
日本文字のフォントがアメリカにはきっと無いんだろうなと想像させる
単調なゴシック体の看板ばかりなのが、フォント好きの僕にはすこぶる残念ですが
日本パートにおける“うっとうしさ”は後半を盛り上げるための布石であり
前半、メーターうぜぇよと思った自分が
後半、メーターに全力で懺悔したくなるような怒濤の感動劇



前半にちりばめられた伏線を見事に回収して
颯爽と終わるラストは最高で
幕が閉じた瞬間
映画館を飛び出して
おもしろーーーーーーーーーい!!!!!と大声で叫びたくなります



いい映画だね
とか
感動したね
とかじゃなくって
おもしろーーーーーーーーーい!!!!!
です




スパイアクション
カーチェイス
変形、変身
謎解き
犯人探し
イムリミット、時限爆弾
等々、、

カーズ2には、エンタメの全てが詰まっている!!










映像も
内容も
キャラクター達も
素晴らしく
ラセター(監督)天才!!!
なのは
毎度の如く当たり前ですが
なんつったって
興奮するのは
どのピクサー映画でも、凝りに凝りまくって、超しゃれおつなエンドロールの最後に流れる
Perfumeの「ポリリズム」!!!


Perfumeなんて好きでもなんともなく
むしろ、カーズ2のCMにて

いつもの
「パフュームです(ハート)」
のノリで
「カーズ、ツー(ハート)」
とか言ってる小娘達にはイラッとさえするし


ポリリズム」が何故あそこまで流行ったのか
僕には
よくわからないし
しゃれおつなエンドロールにその「ポリリズム」は全くもって、合ってない!んだけれど


エンドロールの途中から、映画の終わりまで、フルで「ポリリズム」は流れ
それが
全世界共通、総「ポリリズム」だと思うと
同じ日本人であることを誇りに思ったし
あのまさしくハリウッドな、エンドロールのクレジットに
yasutaka nakata
と出るのは
中田ヤスタカ好きには失禁物
そっち系の人は是非とも観るべきです





僕はここ最近ピクサーに入ることを
叶わぬ夢
候補の一つに掲げてきたのだけど
カーズ2の「ポリリズム」を聞いてからは
それを飛び越えて
Perfumeになりたい!!!
とまで思いました


そんぐらい
Perfume、おいしすぎるし、うらやましすぎます
ラセターはほんとに「ポリリズム」が気に入ったんだなと
もしかしたら、日本で震災があったので、計らってくれたのかな?


それにしたって、粋すぎます
ラセター!息子にして!!!!!



っと、かなり、息巻いて疾走しましたが
よくよく思い返し、調べてみたところ
エンドロールの「ポリリズム」は日本語吹き替え版仕様とのこと、、、、、












なんちゅう、ぬか喜び!!!!!




そのおかげで、Perfumeへのリスペクト9割減ですが
ポリリズム」は劇中にて(ほんのり)全世界で流れており、Perfumeファンには、きっと感動でしょう
Perfumeになんの思い入れもない人には、調度良いほんのり感と、なぜ(Perfumeなのか)感が残りますが






そんなことはどうだっていいのです
なんつったって
ピクサー映画の凄いところは
どのピクサー映画の、どんなキャラクターも、第一印象、全くもって惹かれない


のに
観ると途端に愛らしく思える、ってこと
今回も、主人公ですら
パッと見、かわいくも何ともないのに
鑑賞後の、愛着たるや、、


2は
映画の冒頭から最後まで、徹頭徹尾最高にクールなサブキャラ
スパイの“フィン・マック・ミサイル”
という、何の変哲もないただの青い車
のストラップ(しかも、超低クオリティ)を買わされるというディズニーマジック!




海外の映画評論家だったり、なんだり
かなり評判の悪い「カーズ2」ですが
にわかピクサーファンの僕が言うのも何ですが
ああも完璧に作り上げた「トイ・ストーリー3」の後に
こんなに、ガチャガチャしてて、勢いだけ、、な風情でありながらも

ちゃんと“物語”があり
超エンターテインメントな作品を作っちゃうピクサーってやっぱり凄い
就職さして!!!!






勢いついでに、誰も求めていないだろう
マイナンバー1ピクサー
レミーのおいしいレストラン
ミッキーの風上にもおけない、汚ないドブネズミのくせして
繰り広げられる、映像と物語は、最高におしゃれ

しかも、ぼくが常に求めてやまない
エンドロールが最高におしゃれ
邦題(原題は、Ratatouille)は、アホみたいですが、おしゃれすぎて、おしゃれ死にします!!必見!!!!!!