2011年 4月期ドラマ 取捨選択 その6
○テレ朝、木9「ハガネの女」
4月21日スタート、初回2時間SP
原作・深谷かほる
脚本・大石哲也
演出・唐木希浩、常廣丈太
出演・吉瀬美智子、要潤
鋼の強さとしなりを併せ持つ小学校の女性教師と、心身共に揺れ動く10歳の子供たちとの心の交流を描く。シリーズ第2作。
タイトルから醸す、安易な感じ、呑気な感じ
とは裏腹に
小学生達の“子供”だからこその残酷さ
“子供”なのに“オトナ思考”というめんどくささ
そして
その小学生達を取り巻く保護者達のトリッキーを
丁寧、且つハードに!
で
時に
吉瀬と要の壮絶いらないラブも交えつつ描いた
吉瀬も、生徒も、保護者も(要以外)
キャラクター描写が見事だった小学校教師モノの続編
見事!
とか言いながら前作がどんな風に終わったのか
全く記憶にございませんが
前作が教師モノの定型
“最終回が卒業式”
ではなかったようで
今回も、前作と同じ教室、同じ生徒たちのその後を描き、
あわよくば
1学期編、2学期編、、と新しい教師モノの続編パターンやっちゃうよ!的な
今のテレ朝特有のニューウェーブ感(またはオラオラ感)をビンビン感じるので
そのニューウェーブの立役者“お願いランキング”アンチ(っていうか川越スマイルアンチ)な僕としては
「相棒」以外のドラマにまでニューウェーブを起こされ
視聴者もそれに乗ってしまう
視聴者総テレ朝化
になってしまってはゆゆしき事態!!!(何が)
なわけですが
結局、テレ朝なんて
刑事モノ以外、原作がないと
ろくにドラマもつくれないじゃん!!
バーカ!!
と
虚勢を張って心落ち着かせるしかありません
(実際、今期のテレ朝ドラマの5本中4本が原作モノ)
っと
そんなフジびいきの暴走特急甚だしい僕は置いといて、、
前作で一番驚いたのが
“(スポンサーの関係上)交通事故で人を殺さない”というテレビドラマの暗黙の了解を見事に無視した交通事故死描写
しかも
精神的に錯乱して家を飛び出していった矢先、
即交通事故で
即死亡という
別に交通事故死させる必要あったのかと思わせるようなあっけなさ
で、吉瀬美智子もマツダだかどっかの車のCM出てんのに、、、
さすがハガネの女!!!
やるじゃん、、テレ朝、、、、(照れくさ)
って思ったもんが
深夜からゴールデンに移った今回
どうなってしまうのか、、
今回は
両親が不法入国の罪で国外退去となり、3学期修了まで日本での滞在を許可され、日本人に敵意むき出しにする少女vs4年3組!!
だそうで
今回も期待を裏切らないハード指数高めの予感!!
で
マニア目線の上から目線だと
内山理名版「生徒諸君!」にて
ハードと映像美を融合させた唐木希浩氏と
菊川怜の代表作(だと勝手に思っている)傑作「打撃天使ルリ」にて
ハードとユーモアとスタイリッシュを融合させ、気合いの入った演出を見せつけた常廣丈太氏の
ハード演出バトルにも注目!!
テ、テレ朝、、やるじゃん、、(く、悔しくなんかないモン!!)
初回は明日8時からの2時間SP!
渡る世間とモロかぶりだから
橋田ファミリーは録画に注意!