2011年 1月期ドラマ 取捨選択 その3


一昨年の「となりの芝生」からはじまり
昨年の「99年の愛」で
橋田先生の虜になった僕は
渡る世間は鬼ばかり」の最終シリーズの第9話から
「渡る世間〜」を見始めたのですが
そもそも
“おかくら”と“幸楽”が一緒だと思っていたり
宇津井健(旧・藤岡琢也)も中華鍋を振っていると思っていたり(これは多分、藤岡琢也サッポロ一番のCMに出ていたから)

渡る世間ビギナーには
ファイナルシーズンからの視聴は敷居が高すぎる
寧ろ
ついていけるわけがない
と思っていたのですが
さすがの壽賀子
ざっと20〜30人以上いるんじゃないかと思われる登場人物の
濃すぎるキャラクター設定
複雑すぎる家族構成とその歴史
誰が“イイヤツ”、“悪いヤツ”

全て壽賀子テク(長台詞)によって
説明してくれる超親切設計
途中離脱して合流した視聴者
っというか
ファイナルの佳境から見始めた超ビギナーな僕ですら
渡る世間の何もかもをわかった気にさせてくれる
手腕って
やっぱり
壽賀子天才!



ビギナー的には
野村真美のヒステリック
長山藍子×前田吟の息子のクソっぷり
東てる美のろくでなしっぷり

キャラ設定が秀逸だと感じました
とくに
今回の新春SPでもっとも視聴者の怒りボルテージが急上昇したであろう
長山藍子×前田吟の息子のクソっぷり
(妻と子を長山家にまかせ、出稼ぎ的に家を出ていたのに、突然帰ってきたと思ったら、自分の野心のため金持ちの女とできて、はらませ、離婚しようとする)に
長山藍子が「どうしてこんな息子に育っちゃったの、、、」

泣きながら嘆く場面は
僕の涙腺までゆるみました
長山藍子が“イイヤツ”だからなおのこと
(しかも、長山家には子をおいてどっかに行ってしまった娘の息子もいるし、クソな息子の息子は、本当の子ではなく、妻の連れ子だったりと、長山家は壽賀子にいじられすぎ)



今後の展開の見所としては
野村真美は新春SPで少し落ち着いたので
えなりとえなりの元カノと元カノの父(寝たきりの病気持ち)問題
長山家の今後
てる美の暴走
京唄子がリアルにいつ死んでもおかしくない状況

唄子、、心配



なんだか
この下世話感
日本版、ビバヒルのようだ
いや
寧ろ
ビバヒル
アメリカンテイストに仕上げた渡る世間か



来週以降も見逃せない




っと
関係なさ過ぎましたが
きょうは
日テレ



○水10「美咲ナンバーワン!!
1月12日スタート、初回15分拡大
プロデューサー・加藤正俊
原作・藤崎聖人
脚本・江頭美智留ほか
演出・大谷太郎ほか
出演・香里奈財前直見



人気キャバクラ嬢が高校教師となり
問題児が集まったクラスの担任として活躍する

共テレ時代、フジテレビにて財前直見お水の花道」シリーズをヒットさせ
日テレに移籍してからは仲間由紀恵「ごくせん」をメガヒットさせた加藤正俊P
今回は
彼のその二つしかないと言っていいヒット作を
ミックスした“いい原作みぃつけた!”と言わんばかりの
彼がドラマ化しないで誰がする!といった作品

脚本は「ごくせん」の江頭美智留氏だし
音楽は「ごくせん」も「お水の花道」も手掛けた大島ミチル氏だし
新鮮味ゼロ感がハンパないですが

香里奈がキャバ嬢とはリアルすぎるし
お水の花道」に出ていた財前直見戸田恵子がコラボ出演(役は違う感じっぽいけど)と
なかなか面白そうなパッケージング

90年代後期の軽めの共テレ作品が好きな人には
たまらない作品

観ないけど





○土9「デカワンコ
1月15日スタート、初回15分拡大
プロデューサー・次屋尚
原作・森本梢子
脚本・伴一彦
演出・中島悟ほか
出演・多部未華子沢村一樹



警察犬ばりの嗅覚で犯人を追跡する個性的な新人女性刑事の活躍を描く

絶対
このドラマを見て欲しいターゲットに入ってないと思う
「怪物くん」以来の疎外感を感じますが
脚本はアッキーの師匠でもあり
僕も勝手にドラマの恩師だと思っている
伴一彦先生だし
安っぽい画づくりが好きではないけど
少し前だと
反町隆史「GTO」
最近は
東山紀之×伴先生「喰いタン
浜ちゃん主演の学園ドラマ「夢の見つけ方教えたる
反町隆史ドリーム☆アゲイン
大野智「怪物くん」
などなど
良質なティーン向け作品を演出される中島悟氏だし
音楽は、ピチカートファイブ小西康陽氏だし

手堅すぎる布陣

ターゲット外すぎて
観れなかった「怪物くん」ですが
今回は、観れるのかどうか、、
1話はとりあえず観なくては



今期一番興味なしのテレ朝は
週明けにも、、