99年の愛〜JAPANESE AMERICANS〜  第1夜

ハリのない声で
“I wish I wish I wish〜♪”
と連呼する(しかも続く“for you”部分は観客と一緒に)応援ソングby EXILEの世界バレーのせいで
TBS開局60周年×壽賀子×5夜連続の
記念すべき超大作ドラマが第1夜から地味に延長
しかも
5夜中、3夜は世界バレーの延長におびやかされるという
TBS史に残る超最低な編成ではじまった
「99年の愛〜JAPANESE AMERICANS〜」


草なぎ剛
仲間由紀恵
ピン子、松ケン、イモト、貴一に八千草薫
(カタカナ指数高め)と
キャスト面がいまいち大作風に感じないのは
フジテレビ開局50周年ドラマ「わが家の歴史」が
ヘドが出るほどの豪華キャストだったからそうなのか
TBSが経済的にリアルにやばいからかわからないけど

フジテレビがブルジョア風吹かせた
これ見よがしのキャスティングで
ただの“バカ”にしか見えなかったのに対して

TBSはイモトの謎は置いておくとして
適材適所で“優等生”な印象
しかも
壽賀子に
金八後期のダーク路線をつくった福澤克雄Dを掛け合わすところが
TBSのうまいところ
さすがすぎて意外性に欠けるけど…


そんなこんなで
水曜9時の裏番組たちが貧弱すぎるとは言え
医龍、Q10を犠牲にして
5夜連続、10時間超の長旅に付き合うことにした呑気な僕


壽賀子ドラマは
昨年の瀬戸朝香×ピン子の「となりの芝生」以外何一つ見たことない壽賀子ビギナーの僕が言うのも大変恐縮ですが

壽賀子ドラマって
“永遠”
を感じる

いや
“延々”から派生した“永遠”というか
“これさえあれば何杯でもご飯食える!”的な“永遠”というか
普遍性というか、未来永劫というか、安室奈美恵CAN YOU CELEBRATE?”を思い出すというか…
そんな“永遠”

どんな永遠なのか自分でもすっかり迷子ですが
例えば
奥様方の井戸端会議は続かそうと思えば延々と続くように
壽賀子の台詞はプロの手を加えた井戸端会議というか
おしゃべりな奴らの集まりというか
つまりは
長台詞!!!(結局!)


結局のところ意味不明なままですが
そんな壽賀子の“永遠”っぷりは今回も健在!
子供から大人、イモトだろうが八千草薫だろうが
全員が全員長いのなんので
どんなド素人でもわかる懇切丁寧な説明台詞のオンパレード!
さすが壽賀子!!!

そして
物語導入部の語り手が
生意気なクソガキ(で長台詞!)だった為か
前半1時間がまぁかったるい!!

しかも
“そんな喋る子供いるか!”
“そんなわかったような子供いるか!”
っというツッコミをあざ笑うかのように
「もう、この子ったら、おばあちゃんが教えた通りに喋るんだから」
八千草薫に言わせて一蹴!
さすが壽賀子!!!
言ったもん勝ち!!!


そんな冗長の何モノでもなかったシーンをやっと抜け出したと思った矢先に出てくるイモト!


お得感ZERO!!!


草なぎ剛とイモトの出会いのシーンは
ドラマチックで感動すらしたし
意外と頑張っていて、寧ろ味が出ていたともいえるけど
草なぎとイモトの2ショットじゃ
画面が貧相すぎる!
それのどこが開局60周年ドラマ!!?
仲間由紀恵はいつ出てくる!!?

思った視聴者多数
仲間由紀恵のみならず
ピン子も松ケンも第1夜の段階で出てこないとは詐欺のような予告!!!


まあ
そんなこんな言いましたが
雄大アメリカの景色はどれも美しく撮られていたし
終盤、様々な嫌がらせを受けるシーンには心が痛み
最後、ようやく手に入れた家がダイナミックに火事になるシーンはさすが大作と思わせ


なんやかや
あと4夜もあるんだし
月曜まで書くことがないし
ここに来る人は
誰もこのドラマ見ないだろうから
好き勝手言えるし
今夜の第2夜も楽しみ!(口癖!)