10割打者、菜々子 「家政婦のミタ」♯1


脚本・遊川和彦
演出・猪股隆一
出演・松嶋菜々子長谷川博己忽那汐里




極端なキャラクター設定と
そのキャラクター造形の謎
にプラス
家政婦をすることになった家庭の“母親謎の死”
を絡めるという
なんという堅実な構成



しかも
脚本は「女王の教室」の遊川氏だから
トリッキーなのにスタンダード




菜々子が蹴ったとウワサされてる、昨年のヒット作「Mother」
幼児誘拐だし
当時、まだ軟派だと思われていた坂元先生だし
それを受けるにはかなりリスキーだったわけで



それを蹴っての「家政婦」は
遊川先生の
“トリッキー”から、女優としてのチャレンジ
“スタンダード”から、大衆受け(視聴率の確保)
を狙え、
なんと言っても、出オチみたいなタイトルの
わかりやすさとユーモア
という三重保険!!!
菜々子ぬかりなし!!!!!




先日、えむだのえすだの言っていたように
ドS脚本家キング遊川氏の
ガチガチした感じ(極端なキャラを中心に置きつつも、まわりのエピソードは普遍的)が、僕にはあまり好みじゃないのだけれど(その設定を思いつくアイデア力とか、全話だれずに見せきってしまう手腕はやっぱり遊川先生天才!って思うのだけれど、僕にはどうしてもガチガチしてて面白味に欠ける)





僕の好みはどうであれ
世の視聴者は
エッジが効いてるけど、わかりやすくって
少し風刺効かす
こんなドラマ待ち望んでいたんだな


そのさじ加減が天才的な遊川先生、、、
日テレ、、やるよね
(でも、エンドロールがやっぱり横スクロールでチープ!)




って
完全に日テレに嫉妬してる僕っていったいホントに毎度のように何者なんだって話ですが
これだけは確かだと思うのだけど
菜々子、歳とったね(感慨深げ)
ってのと
菜々子以外のキャスト(特に子役)が弱すぎると思う
(特に最後、思いを絶叫する場面での長女の拙さ具合は致命的)




来週、
頼めば殺人まで犯しかねない、、という助言を
早くも2話目で見せちゃうあたり
遊川先生のお見通し感が腹立つ!!