坂元先生はドMだと思う「それでも、生きてゆく」〜8話まで






遅ればせながら
タイトルバックをしっかり前にもってきといて
最後はドンと終わる
第6話と第8話の宮本監督の演出
素晴らしかったです
特に、第6話のタイトルバックの入りなんか特に素敵でした
やっぱりタイトルバックは冒頭ですよね!!!?
って宮本監督に届きもしないだろうに偉そうですが





そんなことはいいとして





本人の趣味とかじゃなくて
ドラマに対する向き合い方
だけど
坂元先生はドMだと思う



先々、どういう風に道筋をたてようかとか
どういう風に決着しようかとか
最終回、こうする為に、今、ああしようとか
そんな
ドラマのつくり方じゃなくって




とにかく、毎回どれだけショックを与えられるか
今、この段階で、一番最悪、、だけど心躍るような展開をわざとつくって、追い込んで追い込んだ後に
どう落とすか考える
みたいな
各話にどれだけショックを与えられるかだけを追求したつくり方



しかも
超ショック展開後の展開を
キャラクターに身を任せるかのような超自然な流れにしてしまうんだから
坂元先生ってやっぱり
天才!!

ドM!!




ちなみに
三谷幸喜もたくさんの制約、制限があった方が書ける
と言っていたので
三谷幸喜もドM脚本で



逆に
野島伸司そのものはドMっぽいけど
野島作品はドS(作品全体を支配する感じが、、)

北川悦吏子も同じく
自分色に染めたがる感じがS

あと
君塚良一野沢尚もキチキチしてそうだからSで


そのなかでもキングが
女王の教室などの遊川和彦
超ドSだと思う
あの作品全体にたちこめる支配感とか
テーマは危険なのに
話のパターンがキチキチしてる感じ(良い意味で先が読める感じ)が
超ドSだと思う






支配感
って観点から見れば
アッキーの脚本も“ド”が付くほどのS脚本だと思う






っと
そんなよくわからないSM論はいいとして






題材が題材だけに
フジの自画自賛スポット(リリー・フランキーがCM内では絶対読み切れない文量でドラマを絶賛してるっぽいやつ)にみられるような




“いい作品”風
“考えさせられるよね”風
に仕立てたいのはわかるんだけれど



僕、このドラマは
“いい作品”風
“考えさせられるよね”風
を装った
坂元先生の技術が結集した超エンターテインメントドラマ
だと思うので



被害者家族と加害者家族の再生がどうたらで
人殺しのドラマだから気が乗らない
こんな時期に余計ブルーになるわボケ!
な人も多数で
低視聴率なのはわかりますが



このドラマを
坂元先生のテクニックやギミックに感嘆するドラマだと思えば
見易くなる、、、、、、



とは思えないけど
殺人とか扱ってるのであれだけど
純粋に「おもしろーい」って言っていいドラマだと思うよ!
(誰に?)







とにかく
1話登場の段階で
こんな大竹しのぶがみたい!
と思ってた以上の大竹しのぶがみれた第8話は
最高に面白かったです!!!!!!!